地域:長岡市
高く、低く。ダウンフロアと吹き抜けリビング。
長岡市、そばに田園が広がる静かな住宅街。
広がりを感じるリビング、つながるキッチン-ダイニング。ご夫妻が、ご結婚前から考えられていたここちよい30坪の素敵なお家が完成しました。
住宅総合展示場のように広くて、豪華なお家ももちろん素敵。だけど、ご夫婦が考えられたのは、「ご家族が本当に暮らす家」。
好みのインテリアに、リアリティのあるスケールやサイズ感。グリーンスタイルのモデルハウスと完成見学会の家を御覧いただき、
自分たちの動きや移動のくせに沿って配置された間取り、収納。リアリティあるご検討を進め、建築を決めていただきました。
グリーンスタイルが工夫をプラス。
リビングーキッチンーダイニング、そしてタタミコーナー。床を上げたり、下げたり。天井を吹き抜けたり。さらに、視線の取り方や窓の位置と大きさを考えて。
グリーンスタイルならではの設計手法を駆使し、限られた空間をより広く感じられるよう技法を凝らしました。
ハウススペック
土地面積:65.97坪(218.10㎡)
延床面積:30.68坪(101.43㎡)
合計24帖。リビング、キッチン、ダイニングとタタミコーナー。
ご夫婦のご希望は、「広さを感じられるリビング」。
ただ「面積が広い」という意味ではなく、夫婦で楽しく、親子で仲良く。ゆったりと、幸せに、暮らしたいというご要望。
完成見学会を何件かご覧いただき、ご夫婦が求めた、ここちよく、広い、リビングのポイントをご紹介いたします。
ここちよさの起点、吹抜けのリビング
リビングの大きな窓。南側に設けた高さ2m×幅2.4mの窓からは、隣地に囲まれながらも、ここちよい風と光をめいっぱいに取り込む。
この窓の上には、吹き抜けを設けています。約5.2mの天井の高さは、ここで過ごすご家族がここちよく感じる解放感をわかりやすく、ストレートに体感できます。
吹抜け脇に設けたリビング階段を上がった先、2階のホールにもゆとりの広さ、空間を。暑さと寒さ、適するようにシーリングファンを回し、お家全体を快適な温度に保ちます。
グリーンスタイルがご夫婦のご要望に対して、ご提案した「広いリビング」は、「面積的な広さ」だけではありません。リビングに吹抜けを設けて天井を高く。シーリングファンで快適さを家中に届ける。あえて階段をリビング正面に設け、吹抜けを通じて1階と2階と繋げる。
2階ホールにもゆとりの空間を。これら、たくさんの要素を組み合わせた「広いリビング」をご提案。
「リビングだけ」に限った視野でプランニングしていません。お家全体やご家族のここちよい暮らし方といった広い視野で、ご家族が本当に求められている「開放的な広いリビング」をプランニングしています。
お家全体のバランスとご家族のここちよさを考えた広いリビング、完成しました
家族を育む、ダウンフロア・キッチン
リビングの床面から、キッチンだけ床面を1段分 18㎝下げています。
ダウンフロア・キッチンといいます。
これは、リビングやタタミコーナーで遊んでいるお子さまと、ダイニングテーブルに座るご主人と、自然に目の高さを合わせ、視線を合わせるため。
毎日の家事、バタバタと大変な時も、お子さまに寄り添い暮らしたい、という奥さまの思いをカタチにしたもの。
例えば、ママがお料理しているとき。お子さまは、タタミで、ダイニングテーブルで、リビングのソファで。色々な所で、遊んでいます。
キッチンに立つ奥様との目線の高さとそれぞれの場所でのお子さまの目線の高さは、「ママー」と呼ばれ、お鍋から顔を上げたとき、目線の高さが揃う。スマートにお子さまを見守り、笑顔を交わすことができます。
広さを感じる水平基調。
限られたリビングの空間を広く感じさせるための技法が「水平基調」横に長くできた空間を更に広げるのがグリーンスタイルが考える空間技法です。真っ白な同じ空間より広さを感じることができるよう、視覚効果を狙い、お部屋でつかう色味や天井のアクセントの彫り込み、そして、キッチンの窓を水平に横一列になるように配置しています。リビングの入口のドアも、縦のスリットが、水平の線の延伸になるように選定。この水平基調のインテリアコーディネートの視覚効果で部屋を広く幅を感じさせること。これが、装飾的な意味のデザインではなく、「機能のあるデザイン」です。
リラックスの小上がりタタミコーナー
1階の床面から、タタミコーナーはキッチンとは逆に床面を30㎝上げています。スキップフロアのタタミコーナー。
お昼寝、おもちゃ遊び、絵本を読む。お子さまが小さいうちは、ここで過ごす時間が多い。これは設計士たちの実体験。
お料理や片付け中、キッチンにいるママを、いつでもよく見えるように。
お子さまの目線を考え、決めた、この高さ。顔を上げれば、ママがいる。その安心感が家族をつなげていきます。
実は「家事ラク」って、動線や配置だけじゃない。お子さまの安心感、を考えることって、もしかしたら、一番の家事ラクにつながる。
グリーンスタイルの設計士は、暮らし方から考えた、心の面でも「家事ラク」なプランニングをしています。
近い未来のコミュニケーション。カウンター付きダイニング
ダイニングの一角に設けたカウンター。リビング学習を想定した配置を採用いただきました。親子で、兄弟で。並んで座れるカウンターで、毎日の宿題をがんばろう!
カウンター下部には、2段の棚付きの収納を。教科書や辞書、文房具など。お子さまが使いやすいところに整理整頓、お片付け。
「使いやすい」って、お子さまの「自分でできる」を増やすこと。グリーンスタイルはその設計力で、そっと、お子さまの成長をサポートさせていただいています。
もちろん、ダイニング脇にカウンターがあるって、ママにもとっても嬉しいんです。
ダイニングテーブルが散らからず、出来立てのお料理を食卓に並べられる。これって、すっごくストレスフリー!これも、家事ラクの1つです。
家事ラクの秘密をさらに。
玄関からパントリーとキッチンへ。
お買い物帰り。玄関からパントリー、キッチンへ。「ただいま」。帰ってすぐに、買ったものを整理整頓、収納できます。スッと行けるのはとっても便利!ササっと片付けられるって、さらにストレスフリー!
家事ラクの上に、奥行のある空間になった玄関土間は、より開放的な空間を演出し、訪れる人をもここちよく感じさせます。
玄関ホールからリビングへ続く、板張り天井もご夫婦のこだわり。
訪れる人に、そっと、自慢したくなるこだわりをお見せできるって、ちょっと嬉しいことですよね。そのちょっとした嬉しさは、暮らす人の気持ちを上げて、毎日の活力の源の1ピースになるはずです。
洗面室とサンルームで洗濯完了。
広めに取った4帖の洗面室兼、サンルーム。洗濯機は階段下の天井が低い場所に設置。スペース的にも無駄のない使い勝手の良さが自慢です。
2つ並べてで付けた物干し、アイロンや乾いた洗濯物をたたむのにちょうどいい家事カウンター。南側には窓を。風と光がここちよい季節には、窓を開け心地よさを取り込みながら乾かす。
この1部屋で、お洗濯は完了できちゃいます。
実は、広い洗面脱衣室って、子育てのときに便利です。お子さまのお洋服を脱がせたり、タオルで体を拭いたり。スペースにゆとりがある余裕。子育てにもちょっとゆとりを持つことができます。
ギャラリー
Produced by SATORU MIYAJIMA 宮島 智
GREEN STYLE Architect / 宮島 智
出身地 / 新潟県長岡市
趣味・特技 / サッカー、野球観戦、読書、本屋でゆっくり
得意分野 / 単世帯住宅、2世帯住宅、和モダン、庭のデザイン、窓越しのデザイン…and MORE>>