地域:長岡市
狭小住宅の抱える課題を解決すること
南長岡駅にほど近い市街地。
ご実家の敷地内、おとなりに、26坪の細長い敷地に素敵なお家が完成しました。
いわゆる、敷地内建築そして、狭小地ながら、ご夫婦のご要望をキチンと詰め込んだコンパクト・プランは、見どころがたっぷり!「狭小住宅でも、こんなことができる」お家づくりのご参考になるポイントをご紹介いたします。
ハウススペック
土地面積:26.46坪(87.50㎡)
延床面積:36.44坪(120.48㎡)
コンセプト
ご結婚され、お子さま達も誕生し、「家族のお住まい」について考えられたご夫婦。
ご実家のご両親にもご相談されました。ご両親にすれば、大切な子どもや孫の暮らす住まい。一生に一度のお家づくり。
「安心して任せられる方にお願いしたい」とお声を掛けていただいたのが、グリーンスタイルの設計士。かつて、ご実家の建築を担当させていただいた者でした。
家づくりをお手伝いさせていただく設計士として、信頼していただけたこと、これほど嬉しいことはありません。(そして、本当は、少しのプレッシャーも感じつつ。)
ご実家のとなり、26坪の細長い狭小地と制限の多いコチラの敷地を選んだのは、2つの家族がサポートし合える環境だから。そして、風と光を家に運ぶグリーンスタイルの「ここちよさ」にご信頼をいただくことができたから。
広く、高く。狭小住宅だから、2Fで暮らす。
LDKを2階に。細長い狭小地に建つお家をしっかりと考え、グリーンスタイルからのご提案させていただきました。
駐車スペースも必要になる1階部分は、狭小地において、特に考えるところの多い部分。
ご家族が集まるLDKを2階にプランニング。リビングをメインとしたスペース分けで広さを確保しています。
また、2階をリビングにすることで、建築条件が許す限り、天井を吹抜かせ、高く上げることもでき、解放感をつくり出せます。
広く開放的なリビングは、小さなお子さま達ものびのびとした空気を感じ、パパもママも自然と笑顔があふれる。
「このプランが、いいよね」って、決めていただいたお家は、1年後、2年後、その先もずっと。「なんか、いいよね」って、感じ続けていただける、ここちよさを持っています。
さらに、和室も併設。
LDKは16帖+6帖の吹抜という広さ。数字を見ただけではピンとこない方には、お気軽にご見学いただき、実際にご体感いただきたい開放感です。
さらに、リビングの隣には板の間付きの6帖の和室。
隔てる扉を開け放てば、リビングの延長として、より広く空間をつかうことができ、また、扉を閉めれば、個室として。暮らしの中の要望にそって機能的に使える和室はとても便利で頼れるお部屋です。
まだまだ、幼いお子さま達のお昼寝の場所として。休日は、パパも一緒にひと休み。そっくりな寝顔が並ぶ光景を、微笑んで眺めるママ。慌ただしい毎日の中で、ほっこりと和む1コマとなることでしょう。
インナーガレージと外部収納。
車を止めたら、雨に濡れず、お家に入れることは、日常的にはとても便利。憧れる仕様です。
小さなお子さまがいらっしゃるなら、特に。「自分が濡れても、お子さまは濡れないように」ってされているママさんやパパさん、多いです。
そこで、お子さまはもちろん、パパママもラクラク乗り降りしてもらえるインナーガレージ・プランをご提案。インナーガレージ付きの狭小住宅を実現しました。
ガレージはオープンタイプで、3方向を壁で囲う部分と、2階を1mほど突き出したオーバーハングという設計手法との組み合わせで、狭小住宅のガレージを実現しています。交通量の多い道路に対して車が出入りするときの視界の確保し安全にも配慮しています。
そしてガレージはアルミカーポートよりも囲っている部分が多いので、強風時の雨や雪の侵入を防ぎ、車の出し入れをラクラクサポートできるんです。
外部収納は、ガレージの奥に。敷地面積の小さい狭小地では、便利な位置に外物置を設置することは困難。
ならば、外物置より便利で、すっきりとした印象を与える外部収納に決めました。
広さは、1.25帖。タイヤやアウトドア用品、雪かきショベル、お子さまのソリなど、季節の道具をすっきり収納できます。
園芸用品は、お隣のご実家にもともとあるモノをお借りしちゃおう!というもの、ご実家の隣に暮らす利点ですよね。上手にお花を咲かせるコツなんかも、一緒に教えてもらえます。
小屋裏収納は、マンガを収蔵!。
2階のリビングから、さらに階段を上がる。広さ5畳、天井高さ1.4mに満たないこの部屋は、ご主人のマンガの収蔵庫!
小さいけれど、ちゃんと窓も付いてる、この小屋裏収納にお気に入りのマンガをズラーっと!並べたいと、ご主人の要望。「リビングや寝室は、子どもや家族のモノを優先で」とご主人。
ご家族を優先にするスペースと、ご自身のこだわりを実現するスペースの割り当て、メリハリ。お家づくりで大切なことと考えています。特に、今回は狭小住宅。スペースに制約があります。
たしかに、「書斎で静かに読書する」なんて、憧れですよね。
でも、お話しをお聞きすると、実際は「子どもが幼いから、自分の時間をお子さまとの時間に充てています」とパパ、ママ。
だから、ご夫婦とじっくり話し合い、どんなカタチで、ご主人のこだわりを実現するかを考え、出した答えが、「小屋裏のマンガ収蔵庫」でした。
2階の上、天井、ちょっと低いけど、特別にこだわった、ここちよい空間のできあがりです。
2帖のサンルーム、3帖の洗面室。この広さ、自慢です。
狭小住宅だからと侮れない間取りの組み合わせ方。2階には、2帖のサンルームと3帖の洗面室を設けています。
2帖のサンルームは南向きの窓付きだから、洗濯物がよく乾く!幼いお子さま達の毎日のたくさんの洗濯物に助かるスペースです。サンルームには、アイロンから洗濯タタミまで、家事を行えるカウンター付き。
お子さまの手の届かないところでアイロンを掛けられるって、ママに嬉しい配慮です。
3帖の洗面室は、お子さま達と一緒のお風呂にとっても便利。お洋服を脱いだり、カラダを拭いたり!まだまだ、オトナの手伝いが必要な幼少期、バタバタしてしまいがちな毎日の入浴タイムも、ゆとりの広さが受け取めてくれます。
洗面室には、たっぷり4段の可動棚つき。低い位置には家族のタオル、お子さまの手が届かない高い位置には、洗剤類を。もちろん、日用品のストックも。暮らしに応じて、整理整頓できる頼もしい収納スペースです。