地域:長岡駅前
長岡駅が近い。市街地で利便性の高い場所。
私たちが見つけたでも、細長い敷地。
ここにつくる家を、ここちよい形にすることをテーマとした家です。
雪の降る新潟県で、長岡市で日光をどのように取り込むことができるのか。
風をどのように取り入れることができるのか。
グリーンスタイルの設計士は、敷地の条件が多くても心地よさをしっかりと追求します。設計が困難でも、施工が困難でも、あきらめたりはしません。当社の長年の経験とノウハウはこういった場所でも発揮され、面倒が多いと燃える設計士が多いのもグリーンスタイルです。
「まちなか細長敷地」コンセプト
街の中で、光と風を考えた。
狭小地の課題 明るさの確保
敷地を分析して活用する
Green Styleは、まず、近隣の建物の配置を解析。敷地内で日当たりのいいエリアがあることに着目しました。
玄関を抜けたこの場所がお隣の小さなお庭。ここに吹抜を設けることで、隣家に配置してあった光庭をそのままお借りしてしまいます。そうして互いに明るさを阻害しないように家の中に光を導きます。
そうして、暗くなりがちな1階を明るくすることができました。
そして、少し開けて、隣家を交わすことができる2階の南と北両方にバルコニーを設けることで、建物が立ち並ぶ街の中の住宅を明るい住まいにする工夫を施しました。そして、明るい空間になった2階には普段みんなが集まるリビングを配置しています。
隣家との並びも考えて間取りと窓位置をプランニングすることは、
Green Style では当たり前のことですが、
これがここちよく住まうことに効果を出します。
風の通り道ができた
そして、この土地には南北に風が吹いています。南北に作ったバルコニーに設けた窓を風が抜けていく。
高気密高断熱の住宅でありながら、快適な季節は窓を開けて風が通ることがコンセプトのグリーンスタイルがとても大切にしている要素です。
そうして、2階のリビング・ダイニング・キッチンに光と風のここちよさが実現しました。
すると、バルコニーに切り取られた、市街地とは思えないほどの開放的な眺望を得ることも実現。少し都会的な景色はまるで家族で過ごすリビングにアーバンライフを作り出します。
街の中での住まいやすさを考える
採光と眺望めのため。2つのバルコニーに挟まれたLDKは、その視野の広がりから、実際よりもとっても広く感じます。細長い敷地に建つ家ですから、設計士として広さを取ること、「感じること」を一番に考えてプランニングしています。
もちろん、デザイン性も重視して。シンプルにホワイトと木目調のブラウンでまとめた室内はナチュラルにまとめられ、暮らすご家族にここちよさを与えてくれます。
駅前である土地柄、眺め用のバルコニーからの景色は、まるでマンションに暮らしているかのような眺望が。
採光に優れたバルコニーには、明るさだけでなく、圧迫感をなくすための工夫を施しました。 そして、リビングの上部は、階段で行き来できるロフトを。
狭小地。悩みの収納
狭小地で広いお部屋を確保するとどうしても収納が不足します。リビングの半分をロフト収納とすることで、収納を確保したのですが、ここに加えてロフトの天井を傾斜させてつなげています。こうすることで、ロフトの面積を広く取り、収納力を飛躍的に向上させています。
この連続する勾配天井は、狭小住宅の悩みのひとつ「狭さ」も解消。LDKの天井が0.5フロア分高くなり、解放感をもたらします。
ロフトとLDKを隔てる壁の上部はスリットのような隙間を開け。LDKの天井が奥まで続いているかのような錯覚を生み、大空間を実現しています。
実は、通風を行いカビの抑制効果も狙っています。
都会的でありながらの開放的景色と、狭小住宅だけど広々とした空間技法を施し、Green Styleだからできた、ここちよさをつくりだしています。
ギャラリー
Produced by TSUYOSHI ASANO 朝野 剛
GREEN STYLE Principal Architect / 朝野 剛
出身地 / 富山県
趣味・特技 / 山登り
資格/1級建築士
得意分野 / 狭小住宅、スキップフロア、吹抜、アーチや木のデザイン…and MORE>>