地域:長岡市
平屋暮らしの家-くるりカーブのインテリア
黒い外壁の家、チークのフローリング。そして、重厚さを和らげるカーブ。
長岡市、閑静な住宅街。こちらに新築したお家は、一見、平屋かと思うような佇まい。
道路から見上げた外観は、屋根が空へと駆け上がるかのような伸びやかな直線。
黒を基調に。縦ラインの金属サイディングと、石貼りをデザインした焼板板を採用しています。焼きから生まれる濃淡はそっと高級感を演出します。
設計士がおすすめした土地は、東西側を道路で挟まれているものの、交通量もさほど多くない落ち着いた住環境。通行の視線を気にすることなく、南側に大きく取った庭とつながる大きな開放窓を設けて、ここちよい光と風を室内に導くことができました。
吹抜リビングを採用し、ハイサイド・ライト(高窓)からの光はLDK全体にいきわたります。
「将来は1階だけでも暮らせるように」とのご要望から実現した、平屋暮らしもできるお家です。
ハウススペック
土地面積:89.94坪 (297.35㎡)
延床面積:34.73坪 (114.81㎡)
お家づくりアドバイス|こんなところが気になる方に、おすすめなお家です。
- 家づくり。2階建てと平屋で、迷われている方。
こちらのお家は、2階建てですが、将来的には平屋暮らしを想定した間取りの工夫を施しています。2階建てと平屋で、家づくりを迷われている方の参考になります。このお家を実例として、家の将来的な使い方までご説明いたします。
- 土間のシューズクローク、ファミリークローク、洗面、洗濯、脱衣室。機能ごとに分離させた間取りをご紹介。
将来は、「平屋のように暮らしたい」からこそ、ライフスタイルの変化に対応する間取りに妥協をしません。
玄関土間には大きめのシューズクロークを採用し、共有しがちなファミリークローク、洗面、洗濯と脱衣室をそれぞれに分離。
その機能ごとに細かく分けているので、整理整頓のしやすさと使いやすさは抜群です。ご夫婦の「こうしたいな」とグリーンスタイルの設計士からのアドバイスをキチンと取り入れた間取りをご紹介いたします。
- せっかくの自分のスペース。細かいところまでこだわりたい!という方。
ご主人には書斎。奥様にはテレワークスペース。
それぞれの使いやすさにこだわって、納得の自分のスペースをつくられました。
これからお家づくりを始められるあなたの過ごす場所はどこ?きっとあなたのお家づくりに役立ちます!
コンセプト
将来を考えた「平屋の間取り」。もちろん、いまも、ここちよく。
1階に寝室、近くて便利。あったらいいな。
「今」はもちろん、これから長く続く自分たちの暮らしと向き合い、ライフプランを考えたうえで、いただいたご夫婦のご要望。
真摯に、冷静に、ご自分たちのライフプランを考えられ、たくさん教えていただきました。そうしてグリーンスタイルの設計士とともに導き出したことをカタチにしました。
まず、リビングの隣に、ご夫婦の寝室を配置する。
将来、主としているであろう居場所同士を隣接させることで、家の中の移動距離を低減。将来のご夫婦の使いやすさを実現。
寝室を出てすぐに、トイレと階段下を利用した収納を設けていることも、便利さと使いやすさを増しています。
今だって、もちろん近くて便利、あったらいいな。
今も、将来にも 、心地よさでお応えしている間取りです。
家事を完結できること。
「ただいま。」帰ってきたら、靴のままでまっすぐ進む。シューズクロークを通り抜け、土間収納で靴を脱ぎ、コートをかける。
扉の向こうは、すぐにキッチン。スーパーで買ったものを冷蔵庫にすぐにしまえるスマートさ。
キッチン裏手には、水回りを並べて配置しています。
浴室、脱衣、洗面、ファミリークローク、洗濯と、機能ごとにスペースを設ける。
それぞれの場所で、それぞれの目的に合ったことをできるので、行動に無駄がない。
毎日忙しい現在も、移動距離を短縮したい未来も。スムーズに家事を完結できること。暮らしを楽にできること。
ご夫婦のそれぞれのこだわり
テレワークを快適に
ダイニングの一角には、奥様専用のワークスペースを設けています。
カウンターはL型に。カウンター下部に設けた扉付きの収納の他、プリンターを配置し用紙などのストック置き場をつくりました。
もちろん、カウンター下部には、プリンター用のコンセントを備えています。
カウンター上部には、コンセントと有線LANコンセント。壁には、カウンターを照らす、ブラケット照明を配置。
椅子に腰かけて、作業に必要なこと全てに手が届く。無駄のない 、奥さまが職場のように仕事に集中できるスペース。
でも、妻として、母として。やっぱりお家のことも考えてしまう。しょうがない、当然です。だから、ワークスペースはキッチンの脇に。
コンロでお料理を煮込んでいるときや、ばたばたと忙しい時も。家事の片手間でも、少しずつでも作業をできるように。
また、ワークスペースに腰かけて、キッチンの方を向けば、ドアホンと給湯器のモニターに目が届く。
毎日、忙しい奥さまを少しでも応援できるよう、家事はもちろん、お仕事の内容まで詳しく細かくお聞きして、ここちよいワークスペースの完成です。
ロフトはご主人の書斎
1,000冊以上!たくさんの本をお持ちのご主人。
いまの蔵書数に、これから増えるであろうゆとりをプラスして、造り付けのご主人専用の本棚を作成。
座卓のカウンターに腰かけて、自分専用の空間で、時間を忘れて本を読みふけりたい。そんなご主人こだわりの籠れる書斎スペースです。
憧れのアイランドキッチン
視界を遮ることのない、アイランドキッチン。ご夫婦のご要望です。
コンロは、横並び3連のガスコンロ。親子で、ご夫婦で。窮屈感なく、並んで調理を楽しめるキッチンです。
キッチン床には、コルク材を採用。独特の柔らかさと弾力で、足腰の疲れにやさしい仕様をご提案。
配膳をスムーズにできるカウンター。その下部には、収納棚を配置。お子さんのランドセルや文房具などの小物置き場として。
バラバラになりがちなものを、すっきりと整理整頓することができます。
憧れのアイランドキッチンをご夫婦のご要望とグリーンスタイルのご提案で、アレンジ。そして、リビング学習も整理しながら実現。
理想に寄り添い、使いやすいキッチンのできあがりです。
インテリア
くるりカーブのインテリア
こちらのお家のデザイン・ポイントは、壁と天井を繋ぐ部分に設けた、くるりと丸めたカーブ。
室内の印象を柔らかくし、光の流れを表情豊かに表現します。
この、くるりカーブは、リビングと玄関の2か所に。
写真だけでは伝わり切れない、グリーンスタイルの設計士こだわりのデザインです。
アクセントクロスの数々
グリーンスタイルのお家づくりについて、共感いただき、またよくご理解いただいたご夫妻。
どの場所でどんな風に暮らしたいのか。そのためには、どんな雰囲気にしたいのか。
場所ごとにイメージを膨らませながら、一つひとつを丁寧に決めたアクセントクロス。
リビング正面には、黒のクロスと細長い縦ラインが美しいタイル。エコカラットを採用。
ブラケット照明で照らせば、その凹凸がつくる陰影と奥行き感を楽しみます。
主寝室は、おとなシックにまとめて。ダークブラウンが美しいブラックウォールナットのフローリング。ライトグレーのクロスをベースに、黒いクロスをアクセントとして枕元の壁一面に。
2階のお子さまのお部屋は、ナチュラルで明るい雰囲気が良いとのご要望。
木目がはっきりと冴えたオークにフローリングに、緑色と黄緑色の2つのアクセントを。
貼り付ける面積に差をつけることで、ベースクロスの白と相まって、楽しく元気なイメージの部屋になりました。
階段の吹き抜けには、豊かな色彩のクロス。「野道を歩いていく」と題された、水彩の滲みが特徴的な壁紙は、奥さまのこだわり。アートを暮らしに取り入れる、そんな感覚の遊び心を持ったアクセントとなっています。
グリーンスタイルは、初めてお会いしてから、ご家族の色々なお話をお聞きしています。
「仕事に育児、家事と、毎日が大変で…」そんなお話も聞き逃さず、ここちよさとして、お応えしています。
どんなに間取りや使い勝手が良くても得ることのできない、ここちよい家のつくり方。
家をモノとして考えずに「コト」が起きる場所としてしっかりと考えていくことの大切さ。
是非、現地にてご体感ください。