地域:新潟市西区
崖の上での建築。
いわゆる崖の上に建てたお家。
キチンと擁壁で支えられている崖の上。下には、新川が流れる。
なんだか、映画のロケーションに使われそうなコチラの敷地に建てたお家。
思わずため息をついてしまう景色をここちよさで包み、
暮らすご家族をここちよさで魅了します。
「他の住宅屋さんだったら、この敷地を選ばなかった。」
グリーンスタイルで建てるからこそ、この敷地に決めていただいた。
この敷地に建てるからこそ、映える、グリーンスタイルがご提案するお家です。
決め手は、新川が流れる景色、リバー・ビュー。
崖の上10mの更に上。2階から望む景色。
ご見学いただいた瞬間にお家をここに建てた意味も、この形の家を計画した理由も。語らずともわかるお家の完成です。
グリーンスタイルがご提案させていただいた、崖の上のオーバーハング、せり出させたお家。詳しくご紹介いたします。
ハウススペック
土地面積:43.96坪(145.34㎡) (擁壁スペースを除いた敷地広さ 35坪)
延床面積:34.95坪(115.44㎡)
特徴ある敷地。崖の高さ10m。
グリーンスタイルだから選んだ土地。
「もともと、同じ分譲地内の他の区画を検討していました。
敷地環境の調査に訪れて、設計士さんと周辺を散策した時に、なんだか惹かれたのがこの敷地なんです。」
直接的に使えない「崖地」を含んでしまっているコチラの敷地は、デメリットばかりに目がいって、おススメしにくい敷地です。
「あの・・・!わたしたち、グリーンスタイルならこちらの敷地の方が、よりステキなお家を建てられます!」と。
もちろん、設計士にはイメージが浮かんでいました。ここに、ステキなお家が建つこと。
敷地を見極めた結果
川沿いの道路は敷地の南側、土地は10mの崖の上。遮るものはなにもない。
光も風も、そして景色も。人目を気にせずに家族のものにできる。
土地面積は43坪。でも、崖の擁壁スペースを除くと35坪。なんだかちょっと、損しちゃったような気もする。
狭小住宅になるんじゃないかって。そんなドキドキの不安を覆し、
解放感をもった、訪れる人に感動を与えるお家をご提案させていただきました。
景色をそのまま家に。
2階リビングとバルコニー。
「見晴らす」ことを大事に、コチラのお家を計画しています。
グリーンスタイルでは、敷地それぞれが持つ環境特性に合わせたプランニングをしています。「景色を切り取る」という手法もその一つ。例えば、人目を遮った場所に窓を付ける。窓の外の景色を額縁に見立てて、樹木、空など、景色のワンシーンを「切り取り」飾る方法です。
こちらの家では景色を「切り取る」ではなく「見晴らす」を大事にプランニングしました。
決め手は、海へ流れる新川を望む動きのあるロケーション。しかも、通りの10M上空。対岸のお向かいの家までの距離は約100M。
ここでしかできない家の考え方と、ここでしかありえない毎日の暮らしをつくること。
リビングには大開口の窓。そして、隣には4.5帖の見晴らしバルコニーを設置しました。
だから、新川が描く景色、かかる橋、浮かぶ船。眼下の道を走る車。
海からの風。晴れた日は、佐渡と青空も。見渡し、見晴らします。
お風呂からも、見晴らし、見通せる。バルコニーに設けた浴室の窓。プライバシーを守りつつ、空を見通しての入浴。昼風呂で青空。夜は星空。夕暮れ、薄明の薄紫色の空。極楽ごくらく。
崖の上、更に上の2階リビング
この景色をより堪能すべく、ご提案したのが2階リビング。
その見晴らしと大開口はもちろん、「実質35坪に敷地に建てた狭小住宅」とは思わせない、グリーンスタイルの設計士の工夫をご紹介。
LDKは22帖。キッチン-ダイニング-リビングと、一直線的に配置して、どこにいても広さを感じる空間。広く見せる工夫。
そして、屋根勾配に沿って、天井を高く上げて。梁を現す。勾配天井の最高部分の高さは3.6m。高さを持たせ、空間をより広げます。
その天井の直線の長手に沿って長く大きな曲面のR仕上げを天井に施します。
朝から日中にかけて、東側の窓から取り込んだ陽ざしを、窓の面に配置したアールの曲面で受け、室内に光を取り入れます。小さい敷地での悩みの種である「暗くなってしまうのでは?」の不安はきっちりと解消。
逆に夜には、この曲面に向かい、下から照明を当て、柔らかく大きな間接照明の空間をつくります。調光で少し暗く演出すれば、窓の向こうの夕方の景色や夜の川面が部屋へと流れ込みます。
柔らかい演出は昼夜問わず、家族にリラックスできる時間をつくります。
「疲れていても、この時間があるから、明日また頑張れる。」そう言ってもらえるお家を、グリーンスタイルの設計士はそっと目指しています。
2階 / アイランドキッチンと家事動線、天然木の床暖房。
ご夫婦のこだわりがアイランドキッチン。
キッチン周囲をくるくる回れるから、ご夫婦で、ご家族で。お料理や配膳をみんなで楽しむものにしています。
幅2mのカップボード。パントリー、収納もしっかりとっているから、お片付けも軽快に。収納に困ることはありません。
キッチンに立っても見通せる川の景色。グリーンスタイルからの奥様への「格別」のプレゼントです。
キッチン脇から、ランドリールーム―ファミリークローク―トイレ・洗面-脱衣室-浴室と。まっすぐ配置。リビングと並行しながら家事の動線がぐるぐる回る。2階だけで、「おはよう」から「おやすみなさい」までの家事を完結。2階リビングの難点はきっちり2階で解決しています。
LDKはガス温水床暖房を配置。天井が高く、開口の大きいLDKでも床からぬくぬく温かく。
2階はご主人のこだわりバーチ材の天然木のフロア。天然木ならではの木目、節、色味を、素足で感じながらここちよく過ごす。憧れる、至福のひととき。
(大きなリビングの大開口はトリプルガラスに! 新川沿いに走る風が連れて行ってしまう熱を最小限にしています。)
1階 寝室とオーバーハングの玄関廻り。
3帖のファミリークロークを中心に、主寝室と子ども部屋を配置。個室にはあえて収納棚や、パイプを付けずに、これからの永い暮らしの可変性を優先した設計としています。
遠い将来、2階に上がることが大変になったとき、暮らしを1階で完結するためのリフォームが想定済みとなっています。
玄関ホールにも、見通せる・玄関正面の階段、5段目までスケルトン階段を採用し、2階リビングで陥りがちな1階が閉塞的で暗くなってしまうことを防ぎ、2階の開放的なLDKへ誘います。家族に、訪れる人に、ホールの広がり、解放感を印象付けます。
建物の正面、敷地一杯の建築をギチギチに感じさせず、スタイリッシュに仕上がるよう斜め上方に伸ばした袖壁。そして、前にせり出すように2階をオーバーハング。車を駐車した時に少しでも、濡れないように。鍵の開け閉め、傘を畳む、宅配便の荷物を受け取るとか、暮らしの一コマをここちよくする工夫を施しています。
そして、この限られた敷地に最大で3台分の駐車スペースを確保しています。
「デザイン」の意味は「ここちよさの根拠の機能」
グリーンスタイルは「ここちよい」なんて、ちょっと曖昧な表現を使ってらしをご提案させていただいております。そこにはちゃんと一つ一つ、意味と機能のある設計が条件になっています。
わたしたちは、それを「デザインする」と呼んでいます。「装飾」と「デザイン」似ているようでちょっと違うのです。
意味のある設計、機能のあるカタチだから、暮らしてはじめて「ここちよい」と感じてもらえる。
未来を見据えるから、削ぎ落とされて残った機能が素敵になります。
それは、施工・工事でも。細かな、面倒なところでも、手を抜かず、プロ意識をもった大工さん、施工者みなさんが、苦戦しながら。でも、丁寧に。
「暮らしてから困った」がないように。1棟、1棟、見落としがないよう徹底してつくり上げているのが、グリーンスタイルの自慢のお家です。
ギャラリー
Produced by TSUYOSHI ASANO 朝野 剛
GREEN STYLE Principal Architect / 朝野 剛
出身地 / 富山県
趣味・特技 / 山登り
資格/1級建築士
得意分野 / 狭小住宅、スキップフロア、吹抜、アーチや木のデザイン…and MORE>>