建築家 山田守 自邸を見学に行ってきました。

2017年4月29日

先日、東京の出張の出張ついでに、期間限定で公開されている山田守自邸 見学させて頂きました。

山田守(1894-1966)

日本近代を代表する建築家のひとりで、「東京中央電信局(1925)」、「東京逓信病院(1937)」、「厚生年金病院(1953)」、「長沢浄水場(1957)」など、独創的な軽やかなデザインで一世を風靡しました。
晩年には「京都タワービル」(1964)や「日本武道館」(1964)などを手がけています。

この春(4月12日~23日)東京都港区南青山にある「山田守自邸(1959年/山田守設計)」にて、
「建築家・山田守の住宅」展 ―没後50周年・自邸公開-
ということでその自邸が公開されていました。

山田守邸

建築されてから60年弱たった今でもそのデザインに古さは感じませんでした。
やはり良いものはいいんですね。
時間を忘れてボーッと見とれていました。

その中でも特に私自身感じたのは下記の2点でした。

1. 緑のある住環境をデザインすること。時間をデザインすること。

60年が経過し、緑の成長が建物をより際立たせていました。
2階の居間から見る庭の木々はその緑が新鮮に感じられ、
うつろいゆく光が居間に差し込み、
何かを忘れ、ぼーっとしたくなる様な空間がその中にありました。
それは、時間を意識してつくる。目の前に移る風景はまるでショートフィルムが上映されている様でした

 

2. 風をデザインすること。機能をデザインすること。

山田守邸

2階の居間と茶室にあるガラスの開口。また、内外部共に風を抜かすための地窓があり、
あくまでも機能的な要素を追求した結果、ファサードや空間のアクセントとしての構成要素にもなっています。
(オリジナルのデザインは引き違い窓とのこと、細い線で構成されたファサードだったそうです。)

 

 

かなりおこがましいですが、これらの考えはグリーンスタイルのコンセプトの様に感じました。
そして、私達が考えるグリーンスタイルの方向性は正しいと確信しました。

 

最後に作者の言葉を記します。

不燃化立体化と美しい環境を造ることに協力すること様な家を造って置けば、
未来も何かに利用されるだろう

現在も一階のピロティーに増築された喫茶店は営業されており、
地域の人びとにも愛されている様です。

自分の思っている事が現在、そうなっている。

私自身もそんな設計して見たいですね。

設計:朝野


お問い合わせはこちら

ページトップはこちら